サポーターとしての面談という仕事

かれこれ、「相談支援」という仕事をいろんな立場や職場で続けて、15年目に入りました。
保健師という、看護職としての役割です。
初めに就職した地域包括支援センターは、元気な高齢者の方の、サポートを経験しました!もう、制度上は相談という仕事ですけども、違う面ではこちらも教えていただく事多かったですよ、やっぱり。
その後は、中高生から社会人まで、こころ、カラダの健康相談やサポート。ご両親からの相談もありました。
コロナの前からも、遠方の場合、スカイプや電話、出張という方法も結構ありましたが、コロナを超えて、オンライン面談や相談は、日常的にまったく当たり前の手段になっています。

どのくらいの方と、一対一で時間を過ごしたのかは、多くの同業者と同じように、わたしもメモに残しているワケでもないので、正確に分からないのですが。
とはいえ、仮に年間数百回としても、相当な方々の話を聞いたり、話をしたりしてきたことは間違いありません。
初めは、一人ひとりと面談するのは、望んだ仕事とはいえ、ドキドキでした。
「質問に答えられなかったら、どうしよう」とか、内心ドキドキしていました。
今でも、答えられないこともありますが、事前にそれでどうしよう?など思うことはなくなりましたねえ。なんでそういうことにドキドキしていたのか。いまでは分からないくらい位過去形です。初々しくないな、とも思います。
分からなかったら、「後で調べてお伝えしますね」と正直に伝えれば大抵問題ありませんし、相談者の方にも喜んでいただけますよ。

時を経て近年は、経験が浅い方や、新人さんのアドバイス役も求められるようになってきました。
やっぱり、みんなドキドキから始まる1-2年目です。
「なにを」「どんな風に」伝えればいいのか?とドキドキするみたいです😊
少し前に新人さんの面談に同席したこともありますが、隣でそのドキドキ感が伝わってきます。そのドキドキは、「相談者の方にとっていい面談」をしたいという、一生懸命な証拠。と思いつつ、余計なテコ入れをし過ぎないように、隣で心の声にて励ましています。

さてわたし自身は、「なんか、急にどっしりと落ちついて面談出来るように、変わってきた」と自分で気が付き始まったのは、4-5年位前のことだったと思います。どっしりおばさんのような貫禄です。
その時初めて、「わたしは経験を積んできたんだな」と思ったんです。この頃何度か、自分の状況が変わったことに気が付いて、そんな風に感慨深く思ったものです。
すぐには解決できないことも多い。
ことも、これまでの経験でわかるようになってきました。
「せめて、いい時間を過ごして、よい方向に進むためのきっかけになるような時間にしよう」
いつも、そんな場を設定して面談という場で、話をうかがっています。
これまでにわたしという保健師と、話す時間をいただいた方々はもちろん!いい面談をしているなあ、と思った先輩達の影響も受け取りました。わたしも育てられてきたんだな、と思ってます。
その中で少しづつ、いろんな後悔やよかったことも盛り込みながら、今現在の面談スタイルが出来上がっています。
これまで、この仕事に関わるチャンスがあったことに、いまは心から良かった、と思っています。保健指導とか、サポートや支援とか、時に偉そうな感じですが、私の方も、たくさん経験&勉強させてもらいました。
楽しい夏の想い出ができますように✨
わたしも、社会人で通信大学生もやっています。自業自得でたくさんためてしまった課題を(@_@)、できるだけ楽しみながら進めよう!な、夏です。
▶noteで夢の種、原風景のことを書いています

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