pm4:30代々木公園・カワヅザクラ
原宿駅前の信号待ち。時間を見ると16:30。
結構明るい。二か月前の冬至はもう暗がりの時間に向かっていたのに。
確かに春へと向かっていることを感じます。
3週間前、めいっぱいつぼみが膨らんでいたカワヅラクラは、満開になっていました。
真冬の寒さに戻った東京でも、そこはもう、二足早い春の空気を喜ぶ人々の陽気が漂っていましたね。
木はすごい。木を尊敬します。ただただそこにずうっと立っていて、こんなにたくさんの人にきれいなものに感動する気持ちとか、よきものを届けてくれる。
だから、ハサミで紙を切るように、包丁でとうふを切るように、生きものとしてなんの交流もなく、突然モノを扱うように根元からバッサリ木を伐り倒してしまうというのは、今の私には難しい。
木には四季に応じた変化がある。木は生きているという事に異論はないと思う。
木は、わたしたちに限りなく恩恵を提供してくれるではないですか。だから姿かたちも役割も違うのだけど、生きもの同士。なんらかの精神的なやり取りがあった上で、木を伐るといった展開になるという過程が必要なのではないか、、、とぼんやり感じている。
このような木や自然との付き合い方は、はるか昔から先住民が行ってきたことでもあるし、地球の歴史から見たら近代風の木や自然との付き合い方の方が、ずうーっと歴史が浅い。
だから、木を生きものとして敬意をもって付き合うやり方は、私たちの精神性の奥深くにずっと持ち続けているように思うのだけど。
どうも上手く説明できないのがもどかしい。だけどこのあたりは、宮沢賢治の残したものにこのような世界観があると思っている。
私も桜が好きです。二足早いカワヅザクラは特に好きです。
桜のようなことはとてもできないけれど、見た人に、読んだ人に、触れた人に「なんか気持ちがよかった、心地よかった」と思っていただけるようなものを生み出していけることを、ずっと目指しています。それがこのブログのようにどんなに小さなものであっても。
「あー、もうリネンのカーディガンでもいいんじゃない?」
なんて、冬のウールから今年はコットン系を通り越し、麻素材を買おうとした今週初めがあったことを忘れそうです。寒すぎて自転車で手がかじかむ・・・
洗いすぎてよれっとしたオーガニックコットンの3年目手袋をこの前捨てようとしたけど、捨ててなくてホント、よかった。
☆ときどきnoteでつぶやいています^m^
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