自然と人のダイアローグ展より(2022)

2022年の8月、上野の国立西洋美術館での「人と自然のダイアローグ展」に出かけました。と言うと、絵画鑑賞が趣味ですか?と思われるかもしれないですが、良く知られた画家と作品程度しか知らないのです😊

ですが、タイトルがタイトルだけに「必ず行こう」と思っていたんです。

さて、この日は某大学の大学院を受験しに行った帰りのことです。(ですが出来不足にて(;∀;)帰りに寄ろうと思っていたものの、着いた頃には終了時間まであと45分を切ってしまいました。それでも、どうしても行きたくて。

この時「夕日の前に立つ女性」を初めて知りました。ドイツのフリードリヒによって描かれた絵です(はい、初めて聞きました)

わたしはこの絵に一番引き込まれました。

あの、モネの水連やゴッホなどもある中で、忘れられない印象的な感覚があったのです。

それは、山の向うの夕日の前に立って、両手を広げて、まるで自然界の夕日の美しさそのものに感応している女性の姿だと感じたからです。それは、目の前の日常的でありながらも、自然への新鮮な感動の奥に存在する、深い畏敬の念~とも言えそうです。

いろいろな解説があるようですが、わたしにとってはそのように感じて、強いのに静かなインパクトとシンパシーを感じた作品でした。

この時、この「夕日の前に立つ女性」がモチーフになった、フェアトレードのエコバックと、プリントのA4サイズの絵を買ってきました。この絵は、ずっと玄関のシューズボックスの上に飾っていたのですが、先ほど前に立って久しぶりに見ていたら気になりまして。

なので、デスクに座ったちょうど正面の壁に貼りました。

見るとやはり、わたし自身も感応するものがあって、とても静かに響いてくるのです。

絵や音楽、そして職人さんの仕事など、人間の心や魂が乗った仕事や作品は、人の心の深い部分に働きかけて、良い方向に運んでいく力があると思います。人が綴る文章もきっとそうだと思っています。

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