いのち~植物へ。道がつながっている
こんにちは。2023年のエンディングテーマが聞こえてきそうな12/29の夜です。
日中、何気なく開いたメモに、2023年初めに書いた目標や希望を見つけて、見入ってしまいました。
さあ、そんな中わたしが自然や植物と癒しの「細長く続く道」を歩き始めた道中のことを、ちょっと振り返ってみたいと思います。
人と植物について学びはじめた頃のこと
自然のなかでも、愛用していて関心が深かった、ハーブやアロマなど植物療法の講座に時々通い始めたのは33-34歳の頃だったと思います。植物療法専門家・薬剤師さんの講座などにも、一時期、わりと幅広く定期的に通って吸収してきました。
40代で資格もいくつか取ることが出来て、何度か高齢者支援のNPOやエコショップ、大学のゼミでミニ講座も経験する機会をいただきました。それでもその後は、プロ講師になる気持ちは薄かったせいか、ずいぶん前から更新せずになっていますね。
はじめは「人と動物のセラピー」だったはずが、いつの間にか植物に。
そうそう、そもそも大学時代に、卒論で本当はアニマルセラピーと精神看護がテーマだったはずが、先生のお知り合いのセラピストさんがご高齢で体調が優れないということになったのです。そこで急遽テーマを「動物」から「植物」のセラピーに変えることになったことが、その後の道のりに大きく影響しています。
なんていっても、「多様ないのち」について深く考えることになったのは私の場合、生命を終える動物施設を見学したことがきっかけで、それは計り知れないくらい強烈なインパクトでした。そのため、動物たちや人と動物の関係にはとても思い入れがあったのです。
その後に、今度は大学や大学院の科目履修や研究生、公衆衛生看護の院生として、体系的に植物と人との関係を『癒し』や『リカバリー(回復)』をテーマに少しづつ深める方向へとシフトしていくことになります。
ランドスケープは、植物も含めた生きものという自然すべてが対象
そして今年は、通信制大学に編入してランドスケープデザインの分野に初挑戦した1年でした。卒業までまだ最短であと1年続く学生道です。
思えばずいぶん長くいろんなところから人と植物のことを勉強してみたものだ、と自分のことながら、はあー、、、っと呆然とします。
それでも、まだその道で働いていない自分というものに呆然とするといいますか( ^)o(^ )
それはどうしてなのか・・・と考えてみたのですが。ぜんぜんきっかけがなかったわけでもありません。
以前研究生をしていた時に、先生のご紹介で有料老人ホームでの園芸療法を研修しながら、看護師として数か月ですがアルバイトもしていたことがありました。
その後に「園芸療法をしながら看護師の仕事でも働いてみませんか?」と、施設長さんからありがたいお誘いをいただいたことがあったのです。仕事を探している時期でしたが、結局その時は違う道を選択することになりました。
そんな道のりを歩いてきて、植物や自然にダイレクトに関わる仕事ではないですが、2009年に保健師デビューしてから、来春で15年です。健康支援にそれだけ携わってこれたこと。
この時間はいつか必ず、いのちと自然をむすぶ仕事がメインになる時に役に立つはずだと思っています。
ご自宅や出先で話をうかがった元気な高齢者の方々の笑顔、そしてお一人暮らしで、帰り際に少し寂しそうなお顔・・・
学生の笑顔と涙、思春期の生徒特有の戸惑いと抵抗やなやみ。企業では働く人々のたくさんのジレンマ、そして時々笑顔や勇気、いろんな人間模様。
私自身も特に前半は、どうすればよいのか、あの対応や言葉がけでよかったのかと悩んだり、気にかけて眠れない夜を何度も過ごしてきました。
それでもいろんな場所で、笑顔と涙、がんばりとジレンマに寄り添ったり、一緒に考えたり。そして人々をつないだりしてきた時間でした。
ということで、今日はここに着地できてよかったです。
はじめは、自然療法の先人である英国人医師・フラワーレメディのエドワード・バッチ博士の言葉をご紹介するつもりだったのです。
ドングリは、生れた木から何千キロも離れた地に運ばれ、誰に教えてもらわなくても、完璧なオークの木になるすべを知っている。
若いツバメは、親から何も教えられなくても、何千キロも離れた冬の住処に渡る道筋を自分で見つけ出せる。
エドワード・バッチ著作集
人は「自分の内にこそ真理がある」という自覚を取り戻すことが本当に必要だ。
3年前の元旦にみた、起きがけの時の夢があります。実は、その時の夢がまるでさざ波のようにとても静かなのに、それが永久に持続しそうな深いインパクトを私にくれました。いまのランドスケープにもつながることなのですが、また書きたいと思います。
新宿駅近くの寄せ植✨
年末年始は、こころをあたたかく、前向きにする言葉を見たり聞いたりして過ごします。
このページにきてくださり、ありがとうございました😊
どうぞ、良いお年をお迎えくださいね。応援しています。